戦国時代より続く
疲れを癒す山郷の湯

奥飛騨温泉郷・平湯温泉は、岐阜県側の玄関口として、
乗鞍岳の北麓に古くから栄える湯の町です。
その歴史は戦国時代に遡り、次のように伝えられています。
『飛騨に侵攻する武田氏が、峠越えや火山ガスで疲弊していたところ、
白い老猿が温泉に浸かり、悪い足を治している姿を見た。
同じように温泉に浸かると、負傷していた兵士の傷も治った』。
それ以来、多くの人がこの効能を求めて訪れるようになり、
北陸の大名が江戸へ向かう参勤交代の道中で疲れを癒すなど、
湯治場として栄えました。
平湯温泉には約40か所もの源泉があり、
毎分13,000リットルの湯が豊富に湧き出しています。
当館でも異なる2種類の源泉を引いており、源泉かけ流し、
天然温泉100パーセントの湯をお楽しみいただけます。